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執筆者の写真保安課市山

サイズ?消火能力??何が正解?!消火器の盲点

今まで、弊社の事務所や容器置き場で、

私たちの安全と安心を支えてくれていた消火器。。。

このたび、新しい消火器に交換しました!


まだまだ新しいと思っていた消火器も、気がつけば設計標準使用期限の10年近くに。

感謝の気持ちと共に交換を行い、新しい消火器へと安全を託すことにしました。


交換する新しい消火器

今回は、これまでと異なるメーカーに変更することになったのですが…… 


ここで思わぬ「盲点」がありました!


梱包された段ボールから消火器を出した瞬間、

なんとなく「もしかして……?」という予感が。


その予感はズバリ的中(痛)


消火器の設置台のサイズが微妙に合わない


すっぽり収めるタイプでは、最後の最後でハマり込んでしまい、

万が一の際にスッと取れなくて、アワアワしてしまうのが目に浮かぶ(汗)


上に置くだけのタイプは調度微妙なところに段差がきてしまい、ちょっと不安定に(涙)


設置台まで交換するのはもったいないので、

何かしらのひと手間で問題なく設置できるようにしました!

(これぞ、我が社のお家芸!無いなら作ってしまおう!ものづくりサポーターである。)

さてさて!

消火器といえば「消防法」を思い浮かべる方も多いと思いますが、

実は高圧ガスに関しては「高圧ガス保安法」での定めがあります。


酸素ガスや可燃性ガスを使用したり、車両で移動させたりする際に必要となる

消火器については、その能力や本数の選定基準が非常に分かりづらいのです。


まず、高圧ガスの「貯蔵」「消費」「移動」のそれぞれで基準が異なり

さらに貯蔵量や積載量による基準があるのです。


さらには、「基準未満であれば適正な位置に適正なものを設置する

といった曖昧な定めがあったりもするのです。



そこで!まずこれだけは!


可燃性ガス、及び酸素の消費については(1,000kg以上の貯蔵能力の消費以外)、

とにかくB-10以上の消火能力を持つ消火器1本をご用意してガスを使っていただきたいと思います。


ここで注意したいのは、消火能力とメーカーの品番を混同してはいけないということ!


一般的な事務所などに置かれる消火器は「〇〇〇-10〇」と表記される10型が多く、

紛らわしいことに消火能力はB-7です。


一方で、高圧ガスの消費に必要な消火能力B-10以上の消火器は、「〇〇〇-20〇」といった20型であり、消火能力はB-12となり、一般的な消火器よりも一回り大きいサイズになります。


4~5年ほど前からは、一般的な10型と同じサイズながらB-12の消火能力を持つ高性能な消火器も販売されています。そのため、設置スペースや重さ、予算を考慮して選定することも可能となりました。 

                   【#SDGs9 産業と技術革新の基盤をつくろう】


まずは何よりも、万が一の時の安全を確保するため、そして法令遵守のためにも消火器は適正なものを選定し、備えていただきたいと願っています。

                     【#SDGs11 住み続けられるまちづくりを 】



ーーーーーーー<消火器のまとめ>ーーーーーーー

①消火能力はB-10以上のものを選ぼう!

型番と消火能力を混同しないように注意しよう!

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特に高圧ガスの移動に対しての消火器選定の基準はわかりにくいと思われますので、

ご不明な点があれば是非ご相談下さい。





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