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高圧ガス国家資格への挑戦 💪✨

今年も申込の時期がやってきました。


そうです!

毎年11月第2日曜日に実施される高圧ガスの各種、資格試験。📝✨


中でも、

高圧ガス販売店の若手社員にとっての登竜門が、

国家資格である「高圧ガス販売主任者(第一種)試験」となります。


登竜門といっても

高圧ガスを販売しようとする企業にとっては、法令遵守、安全・保安の管理者として、

各営業所に必ず1人は有資格者が必要とされている

一生モノのキャリア資格なのです


今年は営業課・配送営業課・業務課から、若手社員6名が受験を予定  😤

                  【#SDGs8 働きがいも 経済成長も 】


全員合格を目指して、

7月から月1回の勉強会を始めました 📚✍️

私も先生役として一緒にお勉強しています!

                  【#SDGs4 質高い教育をみんなに 】


まず、最初に取りかかった勉強の内容はこんな感じの計算問題🔢

「モルを使ってガスの質量(重さ)を計算せよ!」


「モル」って何? 🤔


高校の化学の授業で聞いたことがあるような。。。

でも普段の生活ではまず使わない単位ですよね。


モルとは、物質量を表す単位で、目に見えないガスの


・粒子の数

・体積

・重さ


を計算できる、とても便利な基準なんです📐🔢


 

モルの性質 📏


0℃・大気圧の条件で、どんな気体でも 1モル は…


粒子の数: 6.02×10²³個

体積: 22.4 L

質量: 分子量に「g」をつけた重さ


👉 このルールを使うと、ガスに関する量的な計算ができてしまいます。

※ちなみに厳密な基準では若干数値は違いますが、試験や高圧ガスの実務ではこの数値を使っています。


 

実際に計算してみよう!🧮


例)酸素ガス 7㎥(=7000L)の質量(重さ)を知りたいとき


・1モル=22.4L なので

・7000 ÷ 22.4 = 312.5モル


・酸素分子 O₂ の分子量は 32 なので

・1モル = 32g


よって


 312.5 × 32g = 10,000g(=10kg)


つまり、酸素ガス7㎥はおよそ 10kg ということになります。


( 実際のボンベには35℃においての7000Lが充てんされているので、温度に対する体積を「シャルルの法則」で補正してから求める必要があります。これも試験勉強では重要なポイント・考え方となります💪🚀 )



仕事の現場で使うなら、


大きい酸素は7㎥(7000L)なのは知っているけど液化した酸素が165KgはいっているLGC容器1本は何㎥なの? 7㎥容器何本分なの?と聞かれた時。。。


液化酸素のLGCと圧縮酸素容器との比較

さっきの計算より、7㎥容器の酸素ガスは10Kgなので、単純に割って約16.5本分



または、体積で考えるならば、

 

・1モル=32g なので

・165,000g(165Kg)÷ 32g= 約5,156モル


・1モル = 22.4Lなので

・5,156モル×22.4L = 115,494L


よって


 115,494L÷7,000L= 約16.5本

(実際にはここでも、ガスの温度に対する体積の補正を考える必要があります。)

 

といった感じで、ガスの量的なものを考えることができるのです📝 🧮



まとめ 🌟


「モル」を使用する計算問題は、最初はとっつきにくいかもしれませんが、慣れてしまえば 確実に点数が取れる分野です。


苦手意識を持たずに、早めに触れておくのがおすすめです。


今年、資格試験に挑戦される皆さま。一緒に合格を目指して頑張りましょう!🔥✍️🎉


国家試験の計算問題の要点

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