高圧ガス国家資格への挑戦 💪✨
- 保安課市山
- 3 日前
- 読了時間: 3分
今年も申込の時期がやってきました。
そうです!
毎年11月第2日曜日に実施される高圧ガスの各種、資格試験。📝✨
中でも、
高圧ガス販売店の若手社員にとっての登竜門が、
国家資格である「高圧ガス販売主任者(第一種)試験」となります。
登竜門といっても
高圧ガスを販売しようとする企業にとっては、法令遵守、安全・保安の管理者として、
各営業所に必ず1人は有資格者が必要とされている
一生モノのキャリア資格なのです✨
今年は営業課・配送営業課・業務課から、若手社員6名が受験を予定 😤
【#SDGs8 働きがいも 経済成長も 】
全員合格を目指して、
7月から月1回の勉強会を始めました 📚✍️
私も先生役として一緒にお勉強しています!
【#SDGs4 質高い教育をみんなに 】
まず、最初に取りかかった勉強の内容はこんな感じの計算問題🔢
「モルを使ってガスの質量(重さ)を計算せよ!」
「モル」って何? 🤔
高校の化学の授業で聞いたことがあるような。。。
でも普段の生活ではまず使わない単位ですよね。
モルとは、物質量を表す単位で、目に見えないガスの
・粒子の数
・体積
・重さ
を計算できる、とても便利な基準なんです📐🔢
モルの性質 📏
0℃・大気圧の条件で、どんな気体でも 1モル は…
粒子の数: 6.02×10²³個
体積: 22.4 L
質量: 分子量に「g」をつけた重さ
👉 このルールを使うと、ガスに関する量的な計算ができてしまいます。
※ちなみに厳密な基準では若干数値は違いますが、試験や高圧ガスの実務ではこの数値を使っています。
実際に計算してみよう!🧮
例)酸素ガス 7㎥(=7000L)の質量(重さ)を知りたいとき
・1モル=22.4L なので
・7000 ÷ 22.4 = 312.5モル
・酸素分子 O₂ の分子量は 32 なので
・1モル = 32g
よって
312.5 × 32g = 10,000g(=10kg)
つまり、酸素ガス7㎥はおよそ 10kg ということになります。
( 実際のボンベには35℃においての7000Lが充てんされているので、温度に対する体積を「シャルルの法則」で補正してから求める必要があります。これも試験勉強では重要なポイント・考え方となります💪🚀 )
仕事の現場で使うなら、
大きい酸素は7㎥(7000L)なのは知っているけど液化した酸素が165KgはいっているLGC容器1本は何㎥なの? 7㎥容器何本分なの?と聞かれた時。。。

さっきの計算より、7㎥容器の酸素ガスは10Kgなので、単純に割って約16.5本分
または、体積で考えるならば、
・1モル=32g なので
・165,000g(165Kg)÷ 32g= 約5,156モル
・1モル = 22.4Lなので
・5,156モル×22.4L = 115,494L
よって
115,494L÷7,000L= 約16.5本
(実際にはここでも、ガスの温度に対する体積の補正を考える必要があります。)
といった感じで、ガスの量的なものを考えることができるのです📝 🧮
まとめ 🌟
「モル」を使用する計算問題は、最初はとっつきにくいかもしれませんが、慣れてしまえば 確実に点数が取れる分野です。
苦手意識を持たずに、早めに触れておくのがおすすめです。
今年、資格試験に挑戦される皆さま。一緒に合格を目指して頑張りましょう!🔥✍️🎉

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